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v0.3.0 リリース:ナレッジライブラリ管理、ついに完成

本日、マイルストーンとなる Linkly AI v0.3.0 をリリースしました。「ナレッジライブラリ管理」に焦点を当てた重要なアップグレードです。

Linkly AI のコアバリューは、ローカルファイルを効率的に管理・活用することにあります。だからこそ初期段階では、複雑なライブラリ管理を急いで実装するのではなく、強力で安定した低コストのインデックス&検索エンジンと、 シンプルだけど丁寧に磨き上げた AI ツール群の構築に集中してきました。

ライブラリ管理がないことで、思わぬメリットも生まれました。多くのユーザーが数万件ものローカルドキュメントや資料を、そのまま Linkly AI に放り込んで管理していることがわかったのです。グローバル検索や outline などのツールを活用することで、従来のナレッジ管理ワークフローがむしろ大幅に簡素化されていました。

ベータテスト開始から約 1 ヶ月、いただいたフィードバックから、多くのプロフェッショナルユーザーがすでに Linkly AI を日常のワークフローに組み込んでいることがわかりました。さらに驚くべきことに、文献管理ソフト Zotero との連携を開発し、Zotero の文献資料も Linkly AI の検索対象に含められるようにしたユーザーまでいらっしゃいます。

しかし、ドキュメント数が一定規模に達すると、ユーザーは新たな課題に直面し始めます:

  • ドキュメントが多すぎると、検索の精度と効率が低下する
  • 専門的な研究を行うユーザーにとって、仕事のドキュメントと個人の資料が混在するのは厄介
  • 一部のユーザーは、ドキュメントライブラリをいつでも検索できるよう、PC を 24 時間稼働させなければならない

そこで v0.3.0 では、ナレッジライブラリ管理機能を導入しました。クラウドへのライブラリ同期は今後のイテレーションで段階的に対応予定です。

v0.3.0 の主なアップデート内容をご紹介します。

ナレッジライブラリ管理

v0.3.0 の最も核心的な機能です。

設定パネルで、ライブラリの作成・編集・削除ができるようになりました。各ライブラリはフォルダの集合です — プロジェクト別、テーマ別、あるいは自分にとって合理的な方法で自由に整理できます。

たとえば研究者なら、論文資料を「学術文献」ライブラリに、業務ドキュメントを「社内プロジェクト」ライブラリに、個人メモを「日常メモ」に入れておけます。検索するとき、仕事は仕事、プライベートはプライベートで、混ざりません。

すでに Linkly AI に数万件のドキュメントを入れているユーザーにとって、ライブラリ管理は検索精度を大幅に向上させます — 検索範囲を絞れば、必要なものが自然と速く見つかります。なお、フォルダメニューですでに追加済みのディレクトリやサブディレクトリは、ライブラリに再追加しても重複インデックスは発生しません。

ランチャーでライブラリ内検索が可能に

ライブラリができたら、検索ツールも追いつかないと。

検索ランチャーで @ を入力すると、ライブラリ一覧がポップアップ表示されます。ライブラリを選択すると、検索範囲がそのライブラリに限定されます。戻りたければ Backspace を押すだけ。

ドキュメントタイプのフィルターパネルも追加しました — 検索結果に複数のドキュメントタイプが含まれている場合、パネルが自動的に表示されます。クリックするか、Cmd/Ctrl+↑/↓ で素早くタイプを切り替えられます。

検索体験の向上

ライブラリ検索以外にも、検索体験にいくつかの改善を加えました:

  • キーワードハイライト:検索結果のタイトルとパスで、マッチしたキーワードがハイライト表示されます
  • パスのスマート短縮:ファイルパスが長い場合、UI を圧迫しないよう自動的に短縮されます
  • 結果上限の引き上げ:最大表示件数を 20 件から 100 件に拡大。ドキュメントが多いユーザーも結果が途中で切れる心配がなくなりました
  • 検索結果キャッシュ:同じキーワードの再検索は 10 秒間キャッシュされ、待ち時間なしで結果が表示されます
  • ファイルを開くとき位置を表示:検索結果をクリックしてファイルを開くと、ファイルマネージャーでそのファイルの位置が表示されます

Agent ツールの強化

Linkly AI の MCP ツールと CLI は、多くのプロフェッショナルユーザーが日常的に使う重要なツールです。今回、ライブラリ機能とともにアップグレードしました。

MCP 新規ツール:

  • list_libraries:AI Agent がすべてのライブラリを一覧取得できます
  • explore:コンパクトだけど非常に強力な概要ツール。AI Agent はこれを使ってライブラリのトピック分布、ディレクトリ構造、頻出キーワードを把握でき、概要把握やサーベイ型の検索に最適です
  • search ツールに librarypath_glob フィルターパラメータを追加。特定のライブラリやパスパターンでの検索が可能に — Agent が有用なフォルダを発見した際、集中的に検索できます

CLI 新規コマンド:

  • linkly list-libraries:すべてのライブラリを一覧表示
  • linkly explore:ライブラリの概要を表示
  • linkly search --library "学術文献":指定ライブラリ内で検索
  • linkly doctor:自己診断コマンド。接続問題が発生したら実行すると、何が問題かを教えてくれます。OpenClaw のような Agent が自力でトラブルシューティングするのにも最適です

その他の改善

  • 設定パネルの言語検出がより正確に — 中国語システムなのに英語表示になる問題を修正
  • DOCX ドキュメントの見出し抽出でエッジケースを修正
  • キーワード抽出品質の向上 — URL やファイルパスなどのノイズを除去
  • ランチャー下部のショートカットヒントが折りたためるようになり、検索結果により多くのスペースを確保
  • リモートトンネル接続のタイムアウト、カスタムポートの問題、CLI トンネル接続時のハング問題を修正

完全なチェンジログはこちらからご確認いただけます。

Linkly AI をまだお試しでない方は、公式サイトから無料でダウンロードできます。macOS、Windows、Linux に対応しています。