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Linkly AI がパソコン上のドキュメントを一瞬で探し出せるのは、バックグラウンドで黙々とある作業をしているからです —— それがインデックスです。このページではメインウィンドウの インデックス管理 ページにあるスイッチをひとつずつ解説し、インデックスに問題が起きたときの調べ方も示します。 インストールしたばかりでご自身のドキュメントをまだ追加していない場合は、先にクイックスタートをご覧ください。

インデックスの仕組み

Linkly AI のインデックスは階層的です。「全部終わらないと使えない」のではなく、1 つの層が終わるごとに使える検索能力がひとつ増えていきます。
1

第 1 層:ファイル名(数秒)

ファイルを見つけた時点で、パスとファイル名をすぐインデックスに書き込みます。この層はほぼ一瞬で終わるため、フォルダを追加した直後からファイル名で検索できます。
2

第 2 層:全文(キーワード)

ドキュメント本文を解析してローカルの全文インデックスに書き込み、キーワード一致に対応します。この層が終わると、「予算表」で検索したときに本文中にその語が出てくるドキュメントがヒットします。
3

第 3 層:セマンティック(ベクトル)

埋め込みモデルで本文をチャンクに分けてベクトルに変換します。この層が終わると、「去年いくら使ったか」で検索したときに、タイトルにその語が一切含まれない財務レポートもヒットします。
この 3 層とは別に、任意の抽出の強化がいくつかあります。もともと文字を持たないファイルを文字のあるファイルに変え、上の 3 層に流し込む役割です:
  • 文字認識(OCR):画像やスキャン文書から文字を読み取ります
  • 音声の文字起こし、動画の文字起こし:音声や動画の中で話されている内容をテキストに変換します

インデックス管理ページを開く

次のどの入口からでも インデックス管理 ページに入れます:
  • メインウィンドウ左サイドバー下部のインデックス状態アイコンをクリックします。マウスを重ねたときに表示される「インデックス状態」カードで「もっと見る」をクリックしても入れます
  • メインウィンドウの「ホーム」にある「私の知識資産」エリアで、インデックスの状態を示すカード(「検索の準備完了」「ファイルを処理中」など)をクリックします
  • システムトレイの L アイコンを右クリックし、「インデックスを表示」を選びます
ページには 4 つのタブがあります:

「ステータス」の読み方

「インデックス」タブのいちばん上には 4 枚のカードがあります:

「管理」:検索機能と抽出の強化

「管理」ブロックは 2 つのグループに分かれています。各行はその機能の状態を表示すると同時に、そのスイッチでもあります: 各行の右側に表示される状態は次のとおりです: OCR や文字起こしが特定のファイルを処理しているときは、その行にファイル名と進捗(ページ数または再生時間)も表示されます。

セマンティック検索

何をするか:オンにすると、自然な言葉や説明的な言い回しでドキュメントを検索できるようになります。 既定値:オン オフにすると、検索はキーワードのみになります。もう一度オンにすればセマンティックインデックスが自動的に補完されるので、再構築は不要です。

文字認識(OCR)

何をするか:OCR モデルで画像内の文字を認識します。さらに、スキャン版 PDF を構造化 Markdown に変換します。 既定値:オン オフにすると、画像やスキャン文書はファイル名でしか検索できなくなり、「抽出不可」タブの「OCR が必要」の分類に表示されます。もう一度オンにすれば自動的に処理されます。

音声の文字起こし と 動画の文字起こし

何をするか:音声認識モデルで、音声や動画の中で話されている内容をテキストに変換し、全文インデックスとセマンティックインデックスに流し込みます。 既定値:どちらもオフ ⚠️
オフ=インデックスされない、ではありません。音声・動画ファイルは通常どおりインデックスに登録されるので、ファイル名では検索できますが、中で何が話されているかは検索できません。
いつ触るべきか:会議の録音、ポッドキャスト、講義動画を検索したいときにオンにしてください。

「ポリシー」:リソース使用量

「ポリシー」ブロックの 3 項目は、インデックスをどう走らせるかに影響するだけで、何をインデックスするかは変えません。

1. パフォーマンスモード

何をするか:バックグラウンドのインデックス処理がどれだけ計算リソースを使えるかを制御します。 既定値:自動

2. 省電力モード

何をするか:ノートパソコンがバッテリー駆動のとき、電力を消費する重い処理を一時停止します。 既定値:オフ
効くのは「スイッチがオン」かつ「バッテリー駆動中」の 2 つの条件が同時に成立したときだけです。
バッテリー駆動時に一時停止されるもの:
  • ローカルの OCR(スキャン版 PDF の構造化 Markdown への変換を含む)
  • ローカルの音声・動画の文字起こし
  • セマンティックインデックス(ベクトル生成)
  • クラウドライブラリの自動同期
  • データベースの整理・最適化
影響を受けず、通常どおり動くもの:ファイル名インデックス、全文(キーワード)インデックス。そのため省電力モード中でも、新しいファイルは検索できます。 いつ触るべきか:ノートパソコンをお使いなら、そのままオンにして忘れてしまって構いません。デスクトップ機ではオンでもオフでも変わりません。

3. アイドル時にモデルをスリープ

何をするか:ローカル AI モデルが一定時間使われないとメモリを解放し、必要になったら自動的に再読み込みします。 既定値:オン ローカルモデル(セマンティック埋め込み、OCR、音声認識)は約 300 秒(5 分) アイドルになると自動的にアンロードされ、メモリが解放されます。 オフにするとモデルはメモリに常駐し、3 つ合わせて約 1 GB ほどのメモリを使います。 いつ触るべきか:メモリが逼迫している場合(8 GB 以下)は、既定のオンのままにしてください。

「ルール」:インデックスに入れるファイルを決める

フォルダの中には、AI に読ませたいもの以外もたくさんあります。何千枚ものスクリーンショット、何 GB もの画面録画、書き出した中間ファイルなどです。「ルール」タブはそれらをインデックスの外に締め出すためのもので、3 つのブロックに分かれています。

ファイルの種類

種類ごとにオン/オフでき、2 つのグループに分かれています: 既定ではすべてオンです。ある種類をオフにすると、約 1 分以内にその種類のファイルがインデックスから削除され、検索・ライブラリ・エージェントのいずれからも見えなくなります。ディスク上のファイルはそのままです。あとで再びオンにすると、これらのファイルはもう一度スキャンされ、文字の認識や文字起こしをやり直す必要がある場合があります。

除外ルール

ワイルドカードで一部のファイルやサブフォルダを除外します。書き方は .gitignore と同じです: ルールは 2 段階です。「すべてのフォルダ」の欄はすべてのフォルダに適用され、各フォルダにも個別のルールを書けます。編集中は、そのルールで除外されるファイルが下にリアルタイムで一覧表示され、書き方が間違っていればヒントも出ます。 もっと手軽な入口はライブラリにあります。ファイルやフォルダを右クリックして「除外ルールを追加…」を選ぶと、それに対するルールが作成されます。ライブラリ左側のフォルダツリーでは、自身に除外ルールがあるフォルダの行末にじょうごのアイコンが表示されます。右クリックして「除外ルールを編集…」を選べば変更できます。
除外ルールに書くのは、フォルダの中の相対パスだけです。フォルダ全体をインデックスしたくない場合は、ライブラリの「ソースを管理」でそのフォルダを削除してください。

組み込みルール

これらのルールは常に有効で、オフにはできません:
  • 隠しファイルとフォルダ(名前が . で始まるもの。例:.git、.obsidian)
  • システムや同期アプリが作るフォルダ
  • Linkly AI 自身のアプリデータ
  • 一時ファイル(Office が文書を開いている間に作る ~$ ファイル、Thumbs.db)
  • Git リポジトリで .gitignore により無視されるファイル、およびフォルダ内の .ignore ファイルに書かれたもの
  • 対応していない形式(圧縮ファイル、インストーラー、コードファイルなど)
Linkly AI スペースのノート・クリップ・キャンバスは常にインデックスされ、種類のスイッチや除外ルールの影響を受けません。

「抽出不可」タブ

ここには、ファイル名では検索できるものの、本文がインデックスに入らなかったファイルが一覧表示されます。これらのファイルは全文検索もセマンティック検索もできず、エージェントも本文を読めません。 左側は理由ごとの分類で、それぞれのファイル数が示されます。右側は選んだ分類のファイル一覧です。ほとんどの分類では「すべて再試行」をクリックするか、ファイルごとに再試行して、再抽出とインデックスの更新ができます。「読み取り不可」の分類のファイルは、内容が変わると自動的にも再試行されます。 再試行できない分類が 3 つあります:「テキストなし」(抽出の結果、取り出せるテキストがなかったもの)と、「OCR が必要」「文字起こしオフ」です。後の 2 つは、対応するスイッチをオンにすれば自動的に処理されます。

「詳細」タブ

ハードウェアアクセラレーション

何をするか:ローカルモデルを GPU で実行します。オフにするとすべて CPU で処理し、遅くなりますが安定します。 既定値:オン
  • Windows / Linux:セマンティックインデックスの埋め込みモデルは、専用 GPU があれば GPU を使います。Windows で専用 GPU がある場合は、スキャン文書 OCR のレイアウトモデルも GPU を使います
  • Apple シリコンの Mac:スキャン文書 OCR のレイアウトモデルが Apple GPU を使うかどうかだけを制御します
  • Windows / Linux でセマンティックインデックスがクラウドモデルに切り替わっている場合は OCR も GPU を使えないため、このスイッチは効かず、使用不可として表示されます
  • Intel チップの Mac にはこのスイッチがありません
どの処理が GPU を使うのか、内蔵 GPU が使われるかどうかは、よくある質問の「埋め込みモデルと OCR は内蔵 GPU と専用 GPU のどちらを使いますか?」をご覧ください。

インデックスデータ

  • 保存場所:インデックスデータがあるディレクトリ。右側のボタンで Finder / エクスプローラーから開けます
  • 使用容量:全文インデックス・ベクトル・キャッシュの合計のディスク使用量

インデックスストレージの最適化

「最適化」をクリックすると、ベクトルインデックスの断片を統合し、削除済みドキュメントが使っていた領域を回収します。同時に、旧バージョンが残した抽出キャッシュも片付けます。検索結果には影響せず、ディスク使用量ははっきり減り、検索も速くなります。 途中でアプリを終了しても安全で、データが壊れることはありません。次回起動後に最適化を続けられます。
すでに最適な状態のときは、このボタンを押しても何も起きません。「インデックスはすでに最適化されています」と表示されるだけで、手動で強制的に再実行することもできません。

インデックスを完全に再構築

これは危険な操作です:「再構築…」ボタンは赤色で、クリックしたあとにもう一度確認があります。実行すると:
  • 削除されるもの:既存のインデックスデータと、処理済みのドキュメント内容(文字認識・文字起こしの結果を含む)。削除後は復元できません
  • 削除されないもの:元のファイル
そのあと Linkly AI が元のファイルからすべてのドキュメントを処理し直し、OCR も文字起こしもすべてやり直します。ドキュメントが多い場合は数分から数時間かかることがあります。 再構築はバックグラウンドで進み、その間の検索結果は一時的に空か不完全になります(エラーにはなりません)。
次の 3 つの状況では、押しても拒否され、メッセージが表示されます:
  • インデックスが一時停止されている(先に「インデックスを再開」が必要)
  • スキャン中または処理中である
  • すでに再構築が実行中である

インデックスの状態

「ステータス」ブロックの 1 枚目のカード、サイドバー下部のインデックスアイコン、ライブラリの左パネル下部には、いずれも同じ状態が表示されます: 「監視中」が、最終的に見たい状態です。

インデックスを一時停止するには?

一時停止できる場所は 2 つあります:
  • インデックス管理ページ:「ステータス」ブロックの 1 枚目のカードにある「一時停止」ボタン。一時停止するとボタンが「インデックスを再開」に変わり、クリックすれば再開します
  • システムトレイのメニュー:トレイの L アイコンを右クリックすると、メニューに「⏸ インデックス一時停止」/「▶ インデックス開始」があります(左クリックで開くのはメインウィンドウで、メニューではありません)
一時停止中はファイルの処理が止まりますが、作成済みのインデックスは通常どおり検索できます。

よくある質問

音声の文字起こしと動画の文字起こしが既定でオフになっているからです。オフのときもメディアファイルはインデックスに登録されるため(だからファイル名では検索できます)、中で何が話されているかは文字起こしされていません。インデックス管理 ページの「管理」ブロックで「音声の文字起こし」と「動画の文字起こし」をオンにすると、アプリが 161 MB の音声認識モデルをダウンロードし、そのあと既存のファイルをすべて自動的に処理し直します。再スキャンもインデックスの再構築も必要ありません。例外:メディアファイルの隣に同名の .srt / .vtt 字幕がある場合や、以前に文字起こししたキャッシュが残っている場合は、スイッチがオフでも内容を検索できます。
まず インデックス管理 ページの「管理」ブロックで、「文字認識(OCR)」のスイッチがオフになっていないか確認してください。このスイッチは画像とスキャン版 PDF のテキスト抽出の両方を制御します。オフにすると、スキャン版 PDF も「ファイル名しかなく、本文がない」状態になります。スイッチがオンなら、次にその行の状態を見てください。「処理中」と「残り N」が表示されていれば、まだ順番待ちか認識中なので、処理が終わるまで待ってください。
インデックスが一時停止されているということです。「ステータス」ブロックの 1 枚目のカードにある「インデックスを再開」をクリックするか、トレイアイコンを右クリックしてメニューの「▶ インデックス開始」をクリックすれば再開します。一時停止でない場合は、メインウィンドウの「ライブラリ」で、ご自身のディレクトリが追加されているかも確認してください。
次の順に確認してください:
  1. インデックス管理 ページの「管理」ブロックで「セマンティック検索」が「オフ」と表示されていませんか?そうであればオンにしてください(自動的に処理が走るので、再構築は不要です)。
  2. 「処理中」と出ていませんか?まだベクトルを作っているところなので、終わるまで待ってください。
  3. どちらでもない場合は、設定 → AI モデル → Embedding モデル でモデルがまだダウンロード中か、ダウンロードに失敗していないか確認してください。この状況は検索画面にはまったく表示されず、検索は黙ってキーワードのみに劣化します。失敗している場合はカード上の「再試行」をクリックしてください。
インデックス管理 ページの「ステータス」ブロックの 1 枚目のカードで「一時停止」をクリックするか、トレイの L アイコンを右クリック →「⏸ インデックス一時停止」を選びます。再開も同じ場所で、ボタンは「インデックスを再開」に、トレイのメニュー項目は「▶ インデックス開始」に変わります。一時停止中は「インデックスを完全に再構築」を実行できません。先に再開してください。
インデックス管理 → 詳細 → メンテナンス で、「インデックスストレージの最適化」の行の「最適化」をクリックしてください。ベクトルインデックスの断片を統合し、削除済みドキュメントが使っていた領域を回収します。検索結果には影響しません。「インデックスはすでに最適化されています」と表示される場合は、最適化の余地がなく、強制的な再実行もできません。
急がないでください。再構築は最後の手段で、その間の検索結果は一時的に空か不完全になります。次の順に試してください:
  1. 対応するスイッチがオフになっていないか確認する(OCR / セマンティック検索 / 音声の文字起こし / 動画の文字起こし)
  2. インデックスが一時停止されていないか確認する
  3. ステータスが「処理中」のままではなく「監視中」まで到達しているか確認する
  4. そのファイルが「抽出不可」タブに入っていないか確認し、再試行できるものは先に再試行する
ここまですべて外れた場合にはじめて インデックス管理 → 詳細 → メンテナンス → インデックスを完全に再構築 を検討してください。再構築は元のファイルを削除しませんが、抽出済みのテキスト(OCR と文字起こしの結果を含む)は削除されるため、すべてのドキュメントを処理し直すことになり、ドキュメントが多いと数時間かかることがあります。
止められません。パフォーマンスモードが制御するのはインデックス処理が使うスレッド数と、どれだけ頻繁に処理を譲るかだけで、「走らせるかどうか」は制御しません。「バランス」を選ぶのは、ゆっくり動かして邪魔をしないようにするだけです。本当に止めたい場合は、「ステータス」ブロックの 1 枚目のカードにある「一時停止」か、トレイメニューの「インデックス一時停止」を使ってください。なお「自動」モードが見ているのはキーボードとマウスがアイドルかどうかです(120 秒を超えるとアイドル扱い)。省電力モードもオンにしていてバッテリー駆動中の場合は、アイドル時でもバランスのままです。純粋な Wayland の Linux デスクトップではアイドルの信号を取得できないため、「自動」は常に「バランス」と同じ動作になります。
正常です。省電力モードが効く条件は「スイッチがオン」かつ「バッテリー駆動中」です。電源につないでいる場合や、バッテリーのないデスクトップ機では、まったく作用しません。だからこそ一年中オンにしたままで構いません。出かける前に手動でオンにして、帰ってきたらオフにする、といった手間は不要です。
影響の小さいものから順に:
  1. パフォーマンスモードを「バランス」に変更する(即座に反映され、実行中のタスクも新しい予算で取り直されます)
  2. 「音声の文字起こし」と「動画の文字起こし」を一時的にオフにする —— メディアの文字起こしはもっとも重い処理です
  3. それでも重い場合は、「一時停止」でインデックスを止め、手が空いたときに再開する

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