Skip to main content

Chatbot とは

Chatbot は Linkly AI デスクトップアプリに内蔵された AI チャットウィンドウで、アプリの既定の起動ウィンドウでもあります。インストールしてアプリを開いたとき、最初に目に入るのがこの画面です。 一般的な AI チャットツールとの最大の違いは、検索ツール一式を最初から備えていて、インデックス済みのドキュメントをそのまま見に行けるという点です。ファイルをアップロードする必要も、コピー&ペーストする必要もありません。質問するだけで、Chatbot 自身が検索し、読み、突き合わせたうえで、出典付きの回答を返します。

設定なしで使える

Linkly AI アカウントにサインインすれば公式モデルを利用でき、検索ツールは組み込み済みです

過程がすべて見える

どんなキーワードで検索し、どのファイルを読み、何が返ってきたのか、すべて展開して確認できます

検索ランチャーとの使い分け

アプリには入口が 2 つあり、混同しやすいところです: 簡単な判断方法:「ファイルを 1 つ探す」ならランチャー、「疑問を 1 つ解く」なら Chatbot。
Chatbot には専用のグローバルショートカットがありません。⌘⇧L / Ctrl+Shift+L で開くのは常に検索ランチャーであり、Chatbot ではありません。Chatbot を開きたいときはトレイアイコンをクリックしてください(macOS では Dock アイコンからも開けます)。

開き方と画面構成

ウィンドウの既定サイズは 1200×800 で、自由にリサイズできます(最小 880×640)。**ウィンドウを閉じても非表示になるだけで、アプリはバックグラウンドで動き続けます。**次にトレイアイコンをクリックすれば、直前の会話にすぐ戻れます。 画面は 3 つの領域に分かれています:
1

左サイドバー:チャット一覧

いちばん上が「新しいチャット」、その下に ノートファイルを探す(検索ランチャーを開く)、設定 の 3 つの入口があり、さらに下が日付でグループ分けされたチャット一覧です(今日 / 昨日 / 過去 7 日間 / 今月 / それ以前)。各チャットは右クリックまたはホバーで名前を変更削除できます。最下部には小さなボタンが並んでいます:モデル利用枠インデックスの状態キーボードショートカット公式サイト
2

中央:チャット領域

メッセージの流れと入力欄です。入力欄の右側のツールバーにモデルセレクターコンテキストウィンドウの使用率があります。
3

右側「ワークスペース」:ファイルパネル

タブは 2 つあります:
  • この会話のファイル —— 「引用したファイル」と「読んだファイル」の 2 グループに分かれ、この会話で AI が実際に触れたファイルが並びます
  • ライブラリのファイル —— 検索できるファイルツリーです。右クリックメニューから「チャットに追加」「Finder / エクスプローラーで表示」「今すぐ文字起こし」などを実行できます
どのファイルもクリックすればその場で本文をプレビューできます。ワークスペースは最大化してリーダーとして使うこともできます。

ウィンドウ内のショートカット

以下のショートカットは Chatbot ウィンドウにフォーカスがあるときだけ有効です:

インデックスの状態

左サイドバー最下部のインデックスボタンには 3 つの状態があります:回転中の「インデックス作成中…」、チェックの付いた「インデックスは最新です」、赤い「インデックスエラー」。クリックすると 設定 → インデックス に移動します。
確かに存在するはずのファイルを AI が見つけられないと言うときは、まずこのボタンを確認してください。インデックスがまだ終わっていないか、そのディレクトリがそもそも追加されていない、というのがほとんどです。

@ で範囲を指定する

Chatbot でいちばんよく使われ、いちばん誤解されやすい機能です。入力欄で @ を打つとセレクターが開き、4 種類の対象を選べます: 選択すると、入力欄の上にタグが並びます。1 回の @ で選べる数に上限はありませんが、1 行に収まらない分は +N に折りたたまれ、ホバーすると全体を確認できます。
@ は AI に対する範囲の「提案」であって、ハードなフィルターではありません。選択した対象は、参照(パス、ライブラリ識別子、ドキュメント id)という形でそのメッセージの先頭に書き込まれ、あわせてシステムプロンプトの中に、それらをどう解釈すべきかを説明する固定の一節が入ります。アプリはドキュメント本文を先読みしません。本文の取得は、あくまでモデル自身が検索ツールを呼んで行います。つまりこれは、ここを優先して探してほしいと伝えているのであって、ここしか検索できないように縛っているわけではありません。ほとんどの場合はそのとおりに動きますが、モデルが完全には従わない可能性もあります。特に、その範囲内に本当に答えがないときです。
**@ はメッセージ 1 通ごとに効きます。一度設定すれば会話全体に効き続ける、というものではありません。**このメッセージで特定のライブラリを @ しても、次のメッセージで @ しなければ範囲は全体に戻ります。複数ターン続けて同じ範囲に絞りたい場合は、毎回 @ してください。

セレクターの 2 グループは挙動が違う

開いたセレクターは 2 つのグループに分かれており、挙動がはっきり異なります: さらに「ファイルとフォルダ」のグループはファイル名(basename)だけを照合し、パスは見ません~/Projects/2026/年次まとめ.docx@ したいなら、年次まとめ で見つかりますが、Projects では見つかりません(Projects という名前のフォルダ自体がヒットするだけです)。

クラウドライブラリを @ するには 4 つの条件が必要

セレクターにクラウドライブラリが出てこないときは、次を順番に確認してください:
  1. Linkly AI アカウントにサインイン済み(または Cloud API キーを設定済み)である
  2. そのライブラリをウェブ上で「リンク」済みである
  3. 設定 → ライブラリ → 接続済みクラウドライブラリ で、そのライブラリのスイッチがオンになっている
  4. そのクラウドライブラリがどのローカルライブラリにも紐付けられていない
4 番目は意図的な設計です。紐付け済みのクラウドライブラリは対応するローカルの項目としてのみ表示され、同じ内容がセレクターに 2 回並ぶのを防いでいます。@ したい場合は、そのローカルライブラリを選んでください。

ファイルのアップロードはありません

Chatbot はファイルのアップロードや添付に対応していません@ で参照できるのはすでにインデックスされているファイルだけです。新しいファイルを AI に読ませたいときは、そのファイルがあるディレクトリを 設定 → フォルダ に追加するか、~/LinklyAI フォルダに直接置いて(このフォルダは既定で監視されています)、インデックスが終わってから @ してください。

モデルの選択と利用枠の確認

モデルの入手先は 2 種類

2 つ目にはサードパーティのクラウド API だけでなく、お使いのマシンで動く OllamaLM Studio も含まれます(ローカルサーバーはたいていキー不要です)。追加時には 12 個のプリセットが用意されていて、すばやく入力できます:OpenAI、DeepSeek、Mistral、Groq、OpenRouter、Qwen、MiniMax、Moonshot、Zhipu、SiliconFlow、Ollama、LM Studio。
プリセットが自動入力するのはアドレスだけで、モデル一覧は含まれません。アドレスを入力したあと、次のステップでプロバイダーの /v1/models エンドポイントからモデルを自動検出するか、モデル id を手動で入力します。
モデルの切り替えは入力欄の右側のツールバーから行い、プロバイダーごとにグループ分けされています。設定 → AI では、新しいチャットで使うデフォルトモデルと、応答言語の固定を設定できます。
**チャットモデルはツール呼び出し(Function Calling)に対応している必要があります。**対応していないモデルはそもそも一覧に現れません。Chatbot の能力はすべて検索ツールの呼び出しの上に成り立っているため、ツール呼び出しがなければ、あなたのファイルを知らないただのチャット欄になってしまいます。

利用枠の考え方

Linkly AI 公式モデルの利用枠は、トークン数でもリクエスト回数でも個別に計算されず共有のプールとして扱われます。モデルごとに倍率が設定されていてモデルセレクターにバッジで表示され、倍率が低いモデルほど利用枠の消費が少なくなります。 利用枠には3 つの時間ウィンドウが並行して存在し、それぞれ独立に計算されます どれか 1 つでも使い切ると、残り 2 つに余裕があってもレート制限がかかります。確認方法は、左サイドバー最下部の利用枠ボタンをクリックすると、3 つのリング状のプログレスバーとそれぞれのリセット時刻が表示されます。
利用枠を使い切ると、入力欄の上にアンバー色のバナーが出て、上限に達したことと再開時刻を知らせます。バナーは閉じられますが、実際のブロックはサーバー側で行われます。バナーを閉じてもメッセージが 1 通多く送れるようになるわけではありません。無料アカウントのモデル一覧には Pro 専用モデルが表示されません(サーバー側でフィルターされています)。ただし Pro サブスクリプションが切れたあともデフォルトモデルがそのうちの 1 つのままになっていると、送信時にアップグレードを促す別のバナーが表示されます。
サードパーティモデルとローカルモデルは Linkly AI の利用枠を消費せず、各サービス提供元との契約に従って課金されます。

チャットとコンテキスト圧縮

チャット

すべてのチャットはこのマシン上の SQLite データベースに保存されます。**件数の上限も、自動削除も、保持期限もありません。**手動で削除しない限りずっと残ります。ツール呼び出しの入力・戻り値・状態・エラー、そしてモデルの推論内容もまとめて永続化されるため、数日後に古い会話を開き直しても細部まで完全に残っています。 タイトルは自動生成されます。まず最初のメッセージから仮のタイトルを切り出し、そのあとバックグラウンドで同じモデルを使って正式なタイトルを生成します。手動で名前を変更したチャットが上書きされることはありません。

コンテキスト圧縮

会話が長くなると、すべてのメッセージがモデルのコンテキストウィンドウに収まらなくなります。Linkly AI はこれを**圧縮(compaction)**で処理します:
  • 自動的に走るしきい値は、モデルのコンテキストウィンドウの 80% です
  • 手動で実行する場合は、入力欄に /compact と入力します
モデルのコンテキストウィンドウのサイズが不明な場合、自動圧縮は決して行われません。ウィンドウサイズはプロバイダーの /v1/models が返す context_length フィールドから取得します。カスタムプロバイダーやローカルの Ollama / LM Studio はこのフィールドを提供しないことが多く、その場合は使用率のパーセンテージも表示されず、自動圧縮も発生しません。会話はモデル自身がエラーを返すまで延々と長くなり続けます。こうしたモデルを使うときは、自分で長さに気を配り、頃合いを見て手動で /compact するか、新しいチャットを始めてください。
圧縮は append-only(追記のみ) で行われます。ここが重要です:
  • 折りたたむのはいちばん古い一区切りのメッセージだけで、元のメッセージが削除されることはありません
  • 折りたたまれたメッセージも画面上ではそのまま見えます。ただし、モデルに送るコンテキストには含まれなくなります
  • 直近の一区切りのメッセージは逐語的に保持され、要約されません
要約自体は 6 つのセクションに構造化されています:ユーザーの目的 / ユーザーの各メッセージ / 主要な結論 / 読んだドキュメント / ツールと検索の結果(否定的な結果を含む)/ 未解決の論点。モデルの推論内容は圧縮時に破棄されます。 画面上では、メッセージの流れの途中に展開できる区切り線が 1 本増えます:「以前のメッセージを圧縮しました(N)」。クリックすると要約が表示され、さらに元のメッセージもそのまま読めます。
**80% の自動圧縮には事前の通知がありません。**静かに実行されます。コンテキストが本当に埋まりきった(100%)ときにだけ、「この会話はコンテキストウィンドウを使い切りました。」という警告バナーが表示され、「圧縮」ボタンが提供されます。進み具合を事前に把握したいときは、入力欄のツールバーにあるコンテキストウィンドウの使用率を見てください。
話題が変わるときは、新しいチャットを始める(⌘N / Ctrl+N)ほうがほぼ常に得です。圧縮はモデルを 1 回余分に呼び出すうえに細部も失われますが、新しいチャットはきれいで、安く、速いからです。

AI が何をしているかを読み解く

Chatbot は過程をあえて見えるようにしています。回答が信頼できるかどうかを判断する鍵になるからです。

ツール呼び出し

AI が検索したりファイルを読んだりするたびに、1 回のツール呼び出しが発生します。連続した複数の呼び出しは1 つのグループに折りたたまれます。実行中は自動的に展開されて進捗が見え、終わると自動的に閉じてメッセージの流れをきれいに保ちます。 **グループを展開すると、完全な入力と戻り値を確認できます。**どんなキーワードで検索し、どんな範囲を指定し、何件返ってきて、どれが失敗したのかが一目で分かります。回答がおかしいとき、その原因はたいていここに直接現れます(キーワードの選び方がずれていた、あるディレクトリがそもそもインデックスされていなかった、など)。

引用

回答のうちドキュメントに由来する事実には、文末にクリックできる引用マークが付き、クリックすると出典に移動します。引用されたファイルと読まれたファイルは、右側のワークスペースの「この会話のファイル」に自動的にまとめられるので、1 件ずつ突き合わせて確認できます。

書き出し

Chatbot は個別の書き出しに対応しており、生成物はシステムのダウンロードフォルダに保存されます:
**会話全体を書き出す機能はありません。**PNG や XLSX にも対応していません。会話全体を残しておきたい場合、現状は 1 件ずつ書き出すか、選択してコピーするしかありません。

よくある質問

仕様どおりの動作です。グローバルショートカット ⌘⇧L / Ctrl+Shift+L に割り当てられているのは検索ランチャーで、Chatbot に専用のグローバルショートカットはありません。トレイアイコンをクリックして開いてください(macOS では Dock アイコンからも開けます)。⌘N⌘B などウィンドウ内のショートカットは、先に Chatbot ウィンドウにフォーカスを当てないと効きません。
@範囲の提案であって、ハードなフィルターではないからです。選択した対象は参照としてメッセージの先頭に添えられ、どう使うかはモデル自身が判断します。通常はその範囲を優先して検索しますが、範囲内で見つからないときは検索を広げることがあります。厳密に限定したい場合は、メッセージの中で言い切ってしまうのがいちばん確実です。たとえば「ml-papers というライブラリの中だけを探して、見つからなければ見つからないとだけ答えて」のように書きます。
次の順に確認してください:
  1. キーワードを入力しましたか —— 「ファイルとフォルダ」のグループは、先にキーワードを入力しないと候補が出ません。既定で最大 8 件しか表示されないため、広すぎる語だと他のファイルに押し出されます。
  2. 入力したのはファイル名ですか —— 照合されるのはファイル名そのものだけで、パスは見ません。パスの途中のディレクトリ名では見つかりません。
  3. そのファイルはインデックスされていますか —— 左サイドバー最下部のインデックス状態ボタンを見るか、設定 → フォルダ でそのディレクトリが追加済みか確認してください。
自動的には削除されません。チャットはこのマシンのデータベースに保存され、件数の上限も保持期限もありません。各ツール呼び出しの完全な入力と戻り値も含まれます。不要なチャットは左の一覧から手動で削除してください。
選んだモデルによります。Linkly AI 公式モデルや任意のサードパーティのクラウド API を使う場合、メッセージの内容は対応するモデルサービスに送信されます —— AI が検索して取得したドキュメントの断片も含まれます内容をこのマシンから出したくない場合は、設定 → AI でローカルの Ollama または LM Studio をプロバイダーとして追加し、そのモデルを選んでください。こうすれば会話は最後までこのマシンの外に出ません(ただしローカルモデルもツール呼び出しに対応している必要があります)。
検索能力は同じものです。違うのはどこで使うかです:
  • Chatbot —— すぐに使えて、MCP の設定も不要。ファイルツリー、引用パネル、ドキュメントプレビューといった「資料を読む」ために設計された画面が付いてきます。
  • MCP / CLI —— Linkly AI の検索ツールを、すでに使っている AI ツールに接続します。コードを書く、Agent を走らせるなど、他のツールチェーンと組み合わせて動かす場面に向いています。
両方を同時に使えますし、互いに影響しません。
取り出せます。圧縮は append-only なので、元のメッセージが削除されることはありません。モデルに送るコンテキストに含まれなくなるだけです。メッセージの流れの中の「以前のメッセージを圧縮しました(N)」という区切り線を開けば、原文をすべて確認できます。ただし注意点があります。それ以降、モデルが見られるのは要約だけで、原文はもう見えません。モデルが何かの細部を「忘れて」しまったら、重要な情報を新しいメッセージでもう一度伝えてください。

関連ドキュメント